お茶の淹れ方と保存方法
 
お茶の美味しい淹れ方
 
玉露の淹れ方
まず、いったん十分に沸騰させた湯約60mlを小型の急須に入れ、3人前の茶碗に湯を注ぎわけて、上級茶では50℃、中級茶の場合は60℃くらいまで湯温をさます。空いた急須には3人分で10gほどの茶に葉を入れ、そこに適温までさました湯を注ぎ入れる。そのまま蓋をして約2分間くらい経てから、各茶碗にまわし注ぎをして、最後の一滴まで注ぎきる。二煎目は、湯を急須に注いでから30秒くらいまって茶碗に注ぐ。玉露は煎茶よりもうま味成分(アミノ酸類)の多いのが特徴で、このアミノ酸のうま味をよく感じさせるようにするため、湯の温度を下げ、できるだけタンニンの溶出を抑えるようにしたのが、玉露の味わい方です。
番茶、ほうじ茶、玄米茶の淹れ方
約800ml入りくらいの土瓶に、茶の葉を5人分で15g程度入れ、よく沸騰した熱湯を650mlくらい注ぎ、早めに30秒内外で茶碗に注ぎ分ける。並煎茶から番茶、ほうじ茶になるにつれてアミノ酸の浸出量 は少なくなり、湯量を多くして薄めに出すので熱い湯を注ぐことでタンニンの爽快な渋味が引き出され、若干の甘味も加わるのでやや異なった風味が楽しめます。
 
◆お茶の保存方法◆

普段お茶を購入すると硬くなった袋の中に小さなお菓子のような袋が入っていますがこれは脱酸素剤といって、茶袋中の酸素を吸収してくれます。お茶は空気に触れると時間と共にお茶の香りと旨味がなくなっていきます。(機械で自動密封される場合は脱酸素剤は入っていません)

お茶をいつでも美味しくいただくには

  • お茶を購入するときはあまり沢山の量を一度に購入しない。
  • 度々買いに行くのがめんどうな人はお店の方に言って小分けにしてもらう。(100g詰めを5本とか)
  • 封を開けたお茶は他の臭いが移らないように茶袋ごと缶に入れ、冷蔵庫に保管する。(缶は大きくない100g〜200g位の缶が好ましい。缶の中はなるだけ隙間をなくすこと。)

など、気をつけるといいでしょう。